2014年7月30日水曜日

ぼくらの自由

自由ってなんだろう?

僕は日本で生きている28歳。

日本に生まれたって事は、きっとすごく恵まれている事なんだろうけど、他の国で暮らした事がないからとくに実感が湧かないのが本音だ。


25歳くらいの頃、僕は生きづらさを感じてた。

生きているだけで毎月発生する税金、家賃、食費、その他の消費。
それを払う為に、やりたくない仕事をしなくてはいけない状況。
学生時代になにも考えず、勉強もしなかった事による自業自得でしかないわけだけど、
”替えのきく労働者枠”でしか社会のなかで役割を見出せない自分に絶望してた。



自由になりたかった。

僕にとっての自由は、自分の生活の「〜しなきゃいけない」を減らして「〜したいからする」を増やす事。

その為には、当たり前すぎて気付きもしなかった既存のシステムへの依存を捨てて、自分で考えて、勉強して、行動するしかないってことに気付いた。

そこでまず僕が具体的に思いついたのが「自分で自分の家を建てる」ということ。
当たり前に家賃を払い続ける人や、30年の住宅ローンを組む人の気持ち、すごく理解できる、できる人はやればいい、でも僕はその気になれない。



僕の好きな言葉にこういうのがある。

あなたがお金をかせぐのに忙しくて
自分でするひまのないことを
あなたにかわって
やってくれる人をやとうために
なぜあなたが
わざわざ
さらに忙しく働いて
さらにお金を
もっともっと
かせがなければならないのですか?

北山耕平という方の言葉です。

僕もそー思う。できることは自分でやるのがいい。
暮らしのランニングコストを減らすのだ。

少し前に友達が家族だけで家を建てているという情報を入手したので、手伝いに行かせてもらった。

基礎作りが終わって、床を作っている最中。かっこ良すぎる。

2泊3日と、あまり長くは滞在できなかったけど。現場の空気とか、お父さんの話、家族の関わり方を肌で感じられてとてもいい経験になった。

「なんだって自分でつくれるんですよ。工夫するんです、自分で考えて」

お父さんの言葉に自由を感じた。

お父さんが30年以上前にほとんどひとりで建てた家。
すごーく素敵だった、ここで寝泊まりさせてもらった。

僕は、人が用意してくれた場所でヤングの演奏をして、楽しませてもらって、それにいつのまにか依存してた。

でもIZUYOUNG FESは違う。

ぼくらの自由のお祭りだ。