2014年7月27日日曜日

カタオカという男

2012年のIZU YOUNG FESが終わった直後、僕は悔しさで前が見えなくなった。



IZUYOUNG FES 2012で何があったのかは以下の素晴らしい記事をご覧ください。

『青春ゾンビ / IZU YOUNG FESTIVAL』
http://d.hatena.ne.jp/hiko1985/20120512/p1

『ちま色メガネ / 5/12「IZU YOUNG FES」のこと!』
http://d.hatena.ne.jp/chemirocha/20120514/p1

『G-shelter blog / IZU YOUNG FESTIVAL 2012 レポ』
http://urx.nu/aqif

僕は決してオープンな人間ではない、どちらかというと根暗だ。
学生の時、授業中に手をあげた記憶がないくらい引っ込み思案な性格だ。

IZU YOUNG FESというものをはじめたはいいが、
「さーーーおまえら盛り上がっていくぞー!」的なみんなを盛り上げていくような事ができない僕は、「うん、じゃあまずは自分一人でもいいからむちゃくちゃ楽しもう、それを観た誰かのカラダが少しでもやわらかくなったらいいのだ」と思い、ビールを片手にステージの最前で気持ち悪いダンスを全力で踊った。



その結果、上のブログで書いてくれているように、僕はヤングの出番を前に泥酔してしまった。

主宰者がそんなんだから当然イベントの進行はおしまくり、最後のヤングの演奏が終わったのは予定終了時刻から1時間以上後の事だった。

あの時、手探りでイベントを進行してくれたバンドメンバー、仲間、お客さんにはとても感謝しています。

自分の演奏もグダグダだったし、主宰者として何もできなかったなぁ、と数ヶ月間落ち込み続け、なかなか来年もやろうという気にはなれなかった僕に、ある男がしつこく声をかけてくれた。



「IZUYOUNG FES来年どうするんですか?やらないんですか?やりましょうよ。やろうやろう」

カタオカという男はやる気だった。

「僕に運営面やらせてください。そういうのはね、僕向いてると思うんだよね〜」

かっこいい事言ってきやがった。

カタオカという男

カタオカ君は、色々なミュージシャンのレコーディングやイベントでのオペレーション等で活躍する音響マン。

最近は新大久保のアリエというカフェでイベントなども企画しているピュアな音楽愛好家だ。

ちなみにここ数年のヤングの音源は全てカタオカくんの録音によるものです。

ヤングとカタオカ君の最新作

そんな彼がIZUYOUNG FESの運営リーダーに立候補してくれたのである。

IZUYOUNG FESの立ち上げから関わってくれているカタオカ君は、
もー高梨には任せてらんねー、と思ってくれたらしい。
いや、誰もが思っていたかもしれない
でもそのなかで唯一彼だけが「じゃあ俺がやる」と、一番めんどくさい役回りを背負ってくれた。

そして迎えた”IZUYOUNG FES'2013”はカタオカ君の運営により、過去最高のホスピタリティーと音響システムでもって開催された。

ステージ奥、黒いTシャツがカタオカ君


僕はただシンプルに楽しむ事と自分の演奏だけに集中させてもらった。

ほんとにほんとにありがたい。

今年も彼が運営リーダーとして動いてくれています。